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インストラクショナルデザインの基礎コース-研修の企画と改善  開催終了

☆☆活動レポート:(株)プレイバック・シアター研究所 研修プランナー 高橋和美☆☆

 8月4日&5日の「インストラクショナルデザイン(以下、ID)の基礎」 2日間研修を受講させていただきました高橋です。
堤さん、そして2日間一緒に学ばせていただいた皆さんありがとうございました。堤さんの温和な中にも鋭いツッコミをいただきながら、グループの皆さんと一緒に考えたり、他のグループの方の考えを聞いたり質問をし合うことで、これまではなかった切り口や考え方を新しく知ることができました。

■学び

これまで試行錯誤しながら取り組んできていた「研修の効果、効率、魅力を高める」ためのポイントを体系立てて理解することができました。

●IDの全体像を適宜示していただき、1つ1つの項目についてイメージができる身近な題材でミニワークを繰り返し行って頂いたのでわかりやすかったです。
●2種類の総合演習(身近な題材、新規、未知のテーマで題材)では異なる研修に対して体験し、それぞれのポイントについて、議論しながら押さえていけたのでよかったです。その過程の中で相互に学習目標や前提条件など曖昧な部分を明確にし、共通認識を持った上で議論することの重要性を改めて学びました。
研修は、自分自身の癖や傾向を知る機会となりました。
●学習内容の洗い出しと順序を同時に行ってしまう傾向がある。
→抜け漏れを見逃さないためにもしっかり分けて行うことが大事であることを学びました。
●経験値で言語化せずに判断してしまっていることも多い
→他者と共通認識を持ち良いものを作っていくためにもIDを共通言語化する必要性とその効果を学びました。
●万能なものではないという点
→ついつい研修に対してもそうですが、どんなものに対しても効果があると思い込んでしまいますが、セミナーの冒頭でIDが得意とする領域とそうでない領域についてのお話頂いたので実際の業務でどのように活用するのかを研修中念頭に置きながら参加することができました。
私の場合、日頃扱っている研修の学習目標が「気づき」「動機付け」のウエイトが高いもの、また、教育効果のレベル3や4を目指す研修の設計や展開も多い為、どのような形で活用していくといいのか色々とトライしてみたいと思います。
■個人的な感想・意見
●各項目の意味とポイントが初日終わったタイミングではわかった気になってしまっていましたが、2日目の総合演習にいざ取り組んでみると自分自身の理解の曖昧部分、グループメンバーの理解の異なりが露見しました。用語の定義から改めて確認する必要性が生じ、演習時間内で学習項目の構造化と系列化の整理まで辿り着けませんでした。
→用語の定義の不正確な理解により発生した問題でした。怪しいところは、しっかり復習をしておくことが必要だったと感じました。研修の中で、1日目の終わりにテストやお互いに確認し合う時間があっても良いのではと感じました。堤さんもおっしゃっていましたが、現場に戻るとIDを知らない人を巻き込んで展開する難しさがあります。1日目の基礎理論をしっかり抑えておくことが大事だと感じました。
●学習評価とコンテキスト分析は、自分自身とても混同しやすいことがわかりました。特に留意したいと思います。
●評価の難しさに改めて感じました。研修の現場で行うものとその後の職場での活用度やそれを活用したことによって業績目標達成にどのように貢献したかなども学びたいと改めて感じました。個人的には“教育効果測定の基本コース”をぜひ受講したいと思います。今回受講させていただいた研修の評価方法や実際に評価してみたものを元に話し合ってみる時間があってもよかったかなと思いました。

●セミナー冒頭に各人が自己紹介の中で述べた研修への期待についての感想や満足度などを2日目の終了時に紹介し合ったらよかったなと思いました。

●最後に実施したアンケートが今回の研修の評価方法ということになりますでしょうか?評価方法としてアンケート項目の重要性を改めて感じました。

2日間、ありがとうございました。
以上
開催日 2016年08月04日(木) 9:45~17:30
開催概要  研修を設計し、教材やツールを開発し、それをインストラクションするという研修の全業務を行う人材育成担当者は、まず存在しません。それが実情であれば、大学院で身につけるような深い専門知識を習得する必要性は低いと考えられます。必要な能力は、研修企画者&発注者として、理論や事実を基に企画し、指示を行い、専門家からの提案や研修の問題点を合理性を持って検討し、改善アイデアなどを提示する知識や技術です。
 本コースは、ID理論の本質的な考え方や鍵を握る事項を掴み、それを実践に適用するスキルの強化に注力して進めます。コース初日は、講義と小演習、全体演習を通してID理論の概要を掴んでいただきます。2日目は、2つのケース演習(研修開発の事例&研修改善の事例)を行い、研修企画や改善の実践力の強化を目指します。
【開催日時】
 1日目:2016年8月4日(木) 9:45-17:30  (開場9:20)
 2日目:2016年8月5日(金) 9:30-16:00

【学習項目】
<1日目:ID理論の基本知識>
 1.パフォーマンス向上と研修(研修の効用と限界)
   研修の実施目的
   パフォーマンスの低減要因

 2.インストラクショナルデザイン(ID)の概要
   IDの定義と研修設計のシステムアプローチモデル(ADDIEモデル)
   研修設計&開発の全体概念モデル
   ニーズ分析・特定
   学習目標の明確化の3要素
   学習成果の分類(タキソノミー)
   学習者・コンテキスト分析・前提条件
   評価(学習目標到達の保証:事後評価テスト、評価の種類)
   学習項目の構造化(学習内容の洗出し)
   学習目標の系列化(学習の順序)(学習時間の見積り)
   指導方略(手段・展開・環境/ガニェの9教授事象)
   学習モチベーション(ARCSモデル)

<2日目:IDの実践力強化>
 3.総合演習(ID理論の活用実践力の強化)
   1)研修企画演習:「研修企画概要書」を用いてIDの観点から研修を企画する
     「神戸支店を蘇らせろ 会議の活性化施策」
   2)研修改善演習:「IDチェックシート」を用いてIDの観点から研修の問題点を探る
     「8割の参加者が意識を失う データリテラシー講座」

【参考書籍】
 「教材設計マニュアル-独学を支援するために」 鈴木克明著 北大路書房

【写真等記録情報の使用許諾のお願い】
 小会では、広報活動及び会員サービスの向上に活用するため、ビデオ撮影、音声収録、写真撮影、受講アンケートを実施しています。これら映像、音声、画像、コメント(以下、記録情報)は、小会の関わるWebコンテンツ及び紙媒体の配布資料等に活用させていただく可能性があります。
 小会活動へのご参加は、記録情報の活用にご承諾いただけたものとさせていただきます。
学習目標 1.与えられた事例に対して、「研修企画概要書」を用いてID理論に則り、最適な研修を企画できるようになる(知的技能)。
2.与えられた事例に対して、「IDチェックシート」を用いてID理論に則り、合理的な改善点や改善策を整理できるようになる(知的技能)。
3.学んだID理論を自分が企画する研修に活用したくなる(態度)。
参加対象者 本コースは、以下に示す業務経験ならびに業務権限を有した人材育成従事者を想定して開発されています。

■担当する研修を持ち、自分の権限内業務として改訂活動が行える。
■教育ベンダーや担当講師に研修の内容や方法に関する指示や依頼、打合せなどを業務として行っている。
■研修開発を実施した経験を有している。
■組織内で、現在、人材育成に携わっている。
講師 NPO法人学習分析学会 副理事長 堤宇一氏
会場 明治大学 駿河台校舎 紫紺館 S4会議室
千代田区神田小川町3-22-14
https://www.meiji.ac.jp/koyuka/shikonkan/copy_of_shikon.html
定員 16名
※最低催行人数:4名 開催1週間前までにお申込人数が、最低催行数に満たない場合は、中止とさせていただきます。 予めご了承ください。
参加費 ■会員:35,000(税込)   ■非会員:40,000(税込)
■再受講(会員&非会員):10,000(税込)
 ※再受講とは、「繰り返し学習」を支援するための制度です。以前受講したセミナーを、さらなる理解を目的に繰り返し受講することをさします。
 ※再受講参加者は、ティーチングアシスタントとして、初学者の参加者の学習サポートにご協力ください。他者の学習をサポートすることで、より深い学びを実現する事ができます。
 ※再受講希望の方は、申込フォームのコメント欄に「再受講」とご入力ください。
支払い方法と領収書発行 ■支払方法:当日会場受付時に現金支払を原則とします。
■領収書発行:領収書をご要望の方は、お申し込みの領収書欄に「宛名」をご入力ください。入力いただきましたお宛名で用意いたします。
キャンセルについて 申込後のキャンセルは、早めにご連絡ください。
開催の5日前より以下のキャンセル料金が発生いたします。なお、キャンセル料に関しては、後日請求となります。
 ・開催5日前~3日前のキャンセル料は、参加料の50%
 ・開催2日前~当日のキャンセル料は、参加料の100%
 ・連絡なしの不参加は、参加料の100%