【中止】「インストラクショナルデザイン理論」に基づく研修設計基礎コース(10月開催)
※当セミナーは諸事情により開催中止となりました。
開催日 | 2023年10月19日(木) 10:00~18:00 |
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開催概要 | 昨今、オンライントレーニングの学習効果が益々問われています。 「情報提供が目的ならともかく、スキル習得や態度変容、実践力の強化学習に有効なのか」あるいは「お手軽に教材を自主製作し配信できる仕組みは便利だが、情報の正確性(個人の経験則や思い付きでなく、データや学術理論に裏付けされている内容)は担保されているのか」といった不信感です。また、コロナ感染者数の減少に伴い対面型研修に戻そうとする動きも活発化しています。換言すれば、トレーニングの質保証が問われ、再設計の必要性が高まっています。 以上のような問題意識を背景に研修設計の基礎理論である「インストラクショナルデザイン」(※)の学び直しの機会として本セミナーを開発しました。 ※「インストラクショナルデザイン」とは、教育理論や学習モデル等々を用いてシステム的なアプローチで、高い学習効果が得られる教育内容を設計するための実践ならびに研究です。 【開催日程】 1日目:2023年10月19日(木)10:00~18:00 2日目:2023年10月20日(金)10:00~18:00 ※昼食&休憩含む 【学習形態】対面型研修(集合研修) 【概要】 <1日目> 事務局オリエンテーション、全体での自己紹介の後、グループに分かれ「学校教育」と「企業内教育」の対比演習を行う。我々が対象とする産業人教育の特徴を再認識する。 その後、勉強会企画事例(シンプルな内容)を題材に、研修設計工程(学習目標の明確化‐学習成果の分類‐前提条件の設定‐構造化‐系列化‐指導方略‐学習時間の積算‐カリキュラム化)を体験しながら理解し、グループの作品として研修概要設計書を作成する。 <2日目> 初日の振り返りと質疑応答後、演習の続きを行い作品(研修概要設計書)を完成させる。各グループの作品発表&相互フィードバックを行い、インストラクショナルデザイン活用のイメージを掴む。 午後は、研修企画事例(ビジネス文脈の実践的内容)を題材に、本セミナーで学んだ内容と自身の業務経験をフル活用して研修概要設計書を作成する。その後、各グループの作品発表と相互フィードバックを行い、更なる実践活用のポイントや教訓を掴む。 【カリキュラム】 <1日目> ■事務局&講師オリエンテーション ー学習目標と進め方の説明、その他 ■学校教育と企業内教育の比較 ー学校教育と企業内教育の対比 ー成人学習者の特徴 ■インストラクショナルデザイン(ID)の基本 ー勉強会事例演習 ・IDの定義 ・ADDIEモデルと研修開発の工程 ・学習目標の明確化 ・学習成果の分類 ・評価と評価方法 ・学習項目の構造化 ・学習項目の系列化 ・指導方略 ・学習時間の積算 ・カリキュラム作成 ■初日のまとめ&明日の予告 ー質疑応答・初日終了 ーケース配布と宿題の提示 <2日目> ■初日の振り返り ー初日の振り返り、質疑応答 ■インストラクショナルデザイン(ID)の基本(前日からの続き) ーカリキュラム作成(続き) ー作品発表と相互フィードバック ■総合演習(ビジネス文脈事例を題材にした研修設計演習) ー研修概要設計書の作成 ー作品発表と相互フィードバック ■まとめ&閉講 |
学習目標 | 【ねらい】 各人が担当する研修(集合研修、eLearningなど)にインストラクショナルデザインを適用し、より効果の高い研修を設計するためのアプローチ方法や活用ポイントを掴む。 【学習目標】 1.インストラクショナルデザインの中核となる考え方(ADDIEモデル、完全習得学習、学習課題のタキソノミー)や研修設計プロセス(学習目標、学習成果、前提条件、構造化、系列化)を自分の言葉で説明できるようになる(言語情報)。 2.与えられた事例にインストラクショナルデザインを適用し、精緻な研修概要設計書を他者と共同で作成できるようになる。作成した研修概要設計書の記述内容は「解決課題との妥当性」「方法論の合理性」「方法論の実現性」の3点が担保されている(知的技能)。 |
参加対象者 | 企業の人材開発部門や研修会社に所属され、産業人教育に携わる方。特に、自分自身が開発あるいは改訂する研修コンテンツ(集合研修、eLearningなど)をインストラクショナルデザイン理論を用いて設計したい方が中心的な対象者です。 本研修は、事例演習や小演習をグループで行う体験学習を中心に進めます。そのため、以下の2つの能力を備えていることが受講の条件となります。 ■研修開発または改訂活動に3年程度の業務経験があること。 ■自分自身の権限で担当研修の開発や改訂活動を行えること。 |
講師 | 堤宇一(つつみういち) NPO法人学習分析学会 副理事長 NPO法人日本語検定委員会 審議委員 熊本大学大学院社会文化科学研究科教授システム学博士課程前期修了。 専門テーマは「教育効果測定」「インストラクショナルデザイン」。 現在、株式会社日立アカデミー(日立グループのCU)にて、研修設計や研修改訂業務に従事する傍ら、産業人教育の品質向上を目指しNPO活動として、講演、セミナー講師、執筆、コンサルティングを行う。 <著書> 「はじめての教育効果測定 教育研修の質を高めるために」編著 日科技連出版社 2007年 「教育効果測定の実践 企業の実例をひも解く」編著 日科技連出版社 2012年 「越境する対話と学び 異質な人・組織・コミュニティをつなぐ」共著 新曜社 2015年 など |
会場 | (株)デジタル・ナレッジ 研修会場 東京都台東区上野5-3-4 eラーニング・ラボ秋葉原 |
定員 | 9名(最少開催人数:2人) ※少人数制での実施 |
参加費 | ¥66,000/人(税込) |
支払い方法と領収書発行 | 「お申し込みはこちら」ボタンより、Peatixの告知ページにアクセスし「チケットを申し込む」よりお申込みください。 領収書は、Peatixの注文履歴画面またはお申込み詳細メールから領収データにアクセスすることができます。 |
キャンセルについて | 開催3日前以降のキャンセルの場合、返金は致しません。ご確認のうえ、お申し込みください。 |