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調査・研究・普及啓蒙を目的としています

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論文投稿案内

 

『学習分析学』論文募集のご案内

『学習分析学』へ、学習分析学に関する論文をご投稿ください。

投稿された論文は、減点ではなく加点、よいところがあれば掲載に至るよう審査をしています。
学術雑誌としての質を保ちつつ、小さな貢献を大切にしたいと考えます。
特に、まだ論文としてまとめることはできないが、将来の論文に向けて発表しておきたいアイデアやデータがあれば、「寄稿」カテゴリでの投稿をご検討ください。

『学習分析学』での発表論文は、これまではJASLAWebサイト「論文」ページでのみ公開されてきましたが、このたびJ-STAGEへの掲載が認められました。今後は、これまでよりも多くの読者が期待できます。

原稿の投稿は随時受け付けております。巻の締切は設けず、随時刊行しています。
論文が投稿されてから3ヶ月後を目途に、採否を決定する予定としております。

投稿原稿は、原著論文、実践論文、展望論文については2名、寄稿については1名の査読者による査読を行います。
査読が終わり、アクセプトされたものから順に、学習分析学会Webサイト「会員ページ」にて先行公開し、その半年後にJASLAWebサイト「論文」ページとJ-STAGEに公開いたします。

■執筆について:執筆要領をご覧ください。
■投稿について:投稿規定をご覧ください。
■審査について:審査規定をご覧ください。
■テンプレート:こちらからダウンロードしてください。
■投稿先、お問合せ:JASLA論文担当[ journal[@]jasla.jp ]宛にメールでご連絡ください。
 ※[@]は半角@に変更してください。

執筆要領

1.原著論文、実践論文、展望論文の執筆

 本学会のオンライン論文誌『学習分析学』に投稿する、「原著論文」、「実践論文」、「展望論文」の原稿は、学習分析学会のウェブで公開されているテンプレートを用いて作成する。

1.1 原稿の要素

 「原著論文」、「実践論文」、「展望論文」の原稿は以下の要素を含むものとする。

表題:日英両文で記す。
著者名と所属:日英両文で記す。
連絡先:代表著者のeメールアドレスを記す。
概要:200字以内の日本語と150ワード以内の英語を併記する。
キーワード:日英両文で5つ程度を記す。
本文:日本語または英語で記述する。書式は後述する。
参考文献:書式は後述する。
付録:必要に応じて記す。

1.2 書式

原稿サイズ:A4縦書きで、本文と参考文献のみ2段組とする。マージンは上下左右とも20mm、1ページ当たり40行、2段組では1段あたり25文字とする。
原稿の長さ:16ページを上限とする。ただし、査読意見への対応のためなど、編集委員会がページ数制限の超過を認めることがある。
フォント:概要、本文(セクションタイトルを除く)、参考文献はプロポーショナル明朝体、それ以外はプロポーショナルゴシック体とする。
フォントサイズ:テンプレートに準拠する。
ポイントシステム:JIS Z8301:2008 に準拠し、以下のようにする。

章:1.、2.、3. …
節:1.1、1.2、1.3 …
項:1.1.1、1.1.2、1.1.3 …

文体:「だ」「である」調とする。
図表タイトル:図のタイトルは直下に、表のタイトルは直上に配置する。図番号と表番号は、本文全体での通し番号をつける(図1、図2など)。
引用文献リスト:APA (American Psychological Association) Publication Manual 第6版に準拠する。
本文における文献の引用:APA Publication Manual 3.34節 “Quotation of Sources” に準拠する。

2.寄稿の執筆

 本学会のオンライン論文誌『学習分析学』に投稿する「寄稿」の原稿は、学習分析学会のウェブで公開されている、「原著論文」、「実践論文」、「展望論文」のためのテンプレートを用いて作成する。ただし、以下に定めのあること以外は、必要に応じてテンプレートを改変してよい。

2.1 原稿の要素

 「寄稿」の原稿は以下の要素を含むものとする。

表題:日本語あるいは英語で記す。両方を併記してもよい。
著者名と所属:日本語あるいは英語で記す。両方を併記してもよい。
連絡先:代表著者のeメールアドレスを記す。
概要:必要ないが、原稿に含めてもよい。
キーワード:必要ないが、原稿に含めてもよい。
本文:日本語または英語で記述する。書式は後述する。
引用文献:必要ないが、原稿に含めてもよい。
付録:必要に応じて記す。

2.2 書式

原稿サイズ:A4縦書きとする。マージンは上下左右とも20mm、1ページ当たり40行とする。2段組の書式を用いる場合には、1段あたり25文字とする。
原稿の長さ:最大で8ページとする。ただし、編集委員会がページ数制限の超過を認める場合がある。
フォント:概要、本文(セクションタイトルを除く)、参考文献はプロポーショナル明朝体、それ以外はプロポーショナルゴシック体とする。
フォントサイズ:テンプレートに準拠する。
ポイントシステム:セクションを構成する場合には、JIS Z8301:2008 に準拠し、以下のようにする。

章:1.、2.、3. …
節:1.1、1.2、1.3 …
項:1.1.1、1.1.2、1.1.3 …

句読点:日本語の場合「、」「。」を用いる。
図表タイトル:図のタイトルは直下に、表のタイトルは直上に配置する。図番号と表番号は、本文全体での通し番号をつける(図1、図2など)。
引用文献リスト:引用文献がある場合には、APA (American Psychological Association) Publication Manual 第6版に準拠する。
本文における文献の引用:本文において文献の引用を行う場合には、APA Publication Manual 3.34節 “Quotation of Sources” に準拠する。

執筆要領PDF

投稿規定

1.原稿種別

 本学会のオンライン論文誌『学習分析学』は、学習分析学の発展に寄与することを目的とした、以下の4カテゴリの原稿投稿を受け付ける。

(1)原著論文:理論的研究または実証的研究を報告するもの。理論構築、理論検証、研究法開発などを目的とする。
(2)実践論文:学習分析学の発展に寄与する実践を報告するもの。理論の実践応用や現象発見などを目的とする。
(3)展望論文:特定のテーマに関するこれまでの研究知見を整理したもの。解説ではないので、これまでにない観点での整理、メタ分析の実施、先行研究を踏まえた独自の主張など、論文としての新規性が必要である。
(4)寄稿:研究結果の開示ではなく、学会員への情報提供を目的とするもの。たとえば、国際会議報告、博士論文紹介、研究プロジェクト紹介、実践報告、解説など。

2.著者の資格

 投稿原稿の著者のうち、少なくとも一人は、投稿時に本学会の会員であるか、入会手続き中でなければならない。 複数の著者の連名による原稿は、すべての著者がその内容に等しく責任を持つ。原稿の投稿から掲載の可否が決定されるまで、すべての著者の同意のもとで投稿と修正を行わなければならない。原稿の作成に実質的に貢献していない者を著者に含めてはならない。

3.投稿の手続き

 原稿は執筆要領に従って作成する。執筆要領に従っていない原稿は受稿できないので、その理由を付して、受稿できないことを著者に通知する。
 投稿は電子メールにより行う。送り先は学会事務局(staff@jasla.jp)である。件名を「論文投稿」とする。電子メール本文に、

論文カテゴリ(研究論文、実践論文、展望論文、寄稿のいずれか)
責任著者の氏名およびふりがな
責任著者の連絡先メールアドレス
責任著者の連絡先電話番号 を記載する。

 原稿は電子メールに添付する。ファイルサイズが5MBを超えてしまう場合には、原稿をダウンロード可能な状態にして、原稿へのリンクを電子メールに含める。

4.二重投稿の禁止

 投稿論文の内容は未公刊のものでなくてはならない。すなわち、論文の主要部分が他の学術雑誌あるいは本学会誌に掲載されたものであってはならない。ただし、学会の大会や研究会で発表された内容を論文としてまとめて投稿することは認められる。
未公刊の内容であっても、本学会誌での審査と、他の学術雑誌での審査が同時に行われる状況になってはならない。

5.論文審査

 投稿された論文は編集委員会において審査される。審査規程は別に定める。

6.論文の公開

 審査を経て受理された論文は学習分析学会のウェブサイトで公開する。

7.論文公開に要する費用

 論文の公開に要する費用は著者に請求しない。ただし、公開のために何らかの特別な処理が必要となる場合には、著者による費用負担を公開の条件とする場合がある。

8.著作権

 投稿論文で引用する文章や図表の著作権は著者の責任において処理する。
 編集委員会による審査を経て受理された論文の著作権(財産権)は本学会に帰属する。ただし、それが困難な事情がある場合には、著者と協議して著作権の所有者を決める。
 論文の著作権(財産権)が本学会に帰属となった後も、学術および教育目的の場合(たとえば、著者自身によるウェブ公開、自身による他の著作物への転載、授業や研究会での複写配布など)には、著者は論文を自由に利用することができる。ただし、出典(本学会の論文誌名、巻号、出版年月など)を明記すること。これ以外の目的での利用の場合には、本学会の許諾が必要である。

9.その他

 原稿の投稿に関して、本投稿規程に定めのないことがらについて問題が生じた場合は、編集委員会で対応案を協議する。学習分析学会理事会でその対応案が承認されたのちに、実際の対応を行う。規程を修正する場合には、理事会での承認ののち、ここに修正の記録を残す。

(2017年4月1日制定)

投稿規定PDF

審査規定

1.投稿の受付

 著者は、投稿規程に定める手続きに従い、原稿と付随情報を学会に送る。編集委員会は、受付日と受付番号を記入した受領通知を著者に送付する。ただし、執筆要領に従っていない原稿は受稿せず、不備を指摘して著者に返却する。

2.担当編集委員の決定

 学会に原稿が投稿されると、それに対し担当の編集委員が1名割当てられる。これは編集委員会で決定する。

3.著者および査読者の氏名の公開

 査読者に対しては、著者の所属および氏名を公開する。 著者には査読者の氏名を公開しない。

4.査読者の選定

 担当編集委員は、原著論文、実践論文、および、展望論文については2名、寄稿については1名の査読者候補を選ぶ。候補者に論文を開示し、査読を依頼する。候補者は1週間以内に依頼の諾否を担当編集委員に報告する。
 著者と利害関係のある者は、査読者となることができない。
 候補者が査読依頼を承諾した場合、担当編集委員は査読報告書の様式を送付する。この送付日を正式な査読依頼日とし、1か月を期限として結果の報告を求める。
 候補者が依頼を拒否した場合、同様の手続きに従って新たな査読候補者を選定し、査読を依頼する。
 すべての査読者が決定したら、担当編集委員は編集委員会に査読者を報告する。

5.査読の指針

 原著論文、実践論文、および展望論文の査読にあたっては、以下の観点を考慮する。

関連性:主張や内容が学会の目的と合致していること。
独自性:主張されている理論そのもの、理論の検証方法、実践への理論の応用方法、発見された現象、開発された研究手法などに、これまでの先行研究にはない新規性が認められること。展望論文の場合、これまでにない観点での先行研究の整理、メタ分析の実施、先行研究を踏まえた独自の主張など、解説にとどまらない新規性が認められること。
妥当性:理論的仮定、実験や調査のデザイン。データ分析やシミュレーションの方法、分析結果の解釈など、主張を裏付ける根拠と論理が妥当であること。
重要性:理論の発展、経験的証拠の蓄積、将来の研究の喚起、実践での高い実用性など、学術的あるいは社会的貢献が認められること。
可読性:論文が扱っている特定のテーマに詳しくなくても、学習分析学に関連した学術論文を読む訓練を受けた読者であれば、著者の主張を十分に理解できるよう記述されていること。

 二重投稿、剽窃、改ざんなど、倫理的問題が発覚した場合には、以上の観点について判断することなく、投稿原稿を不採択とする。
 論文以外の寄稿についても同様である。論文以外の寄稿の場合、原稿の内容が学会員への有益な情報提供となっているかどうかを判断する。

6.査読結果の報告

 査読者は、上記5の観点から査読を行い、以下の判定を下して担当編集委員に報告する。報告には査読報告書の様式を用いる。

採録:原文のまま、あるいは軽微な修正を施したのち、採録する。
照会:著者に修正を求め、修正原稿を再査読する。
不採録:修正を行っても採録の水準に達する見込みがないと判断し、査読を終える。

7.査読結果の扱い

 原著論文、実践論文、展望論文の審査では、2名の査読者からの報告を受けた担当編集委員は、報告書の内容を吟味し、論文の扱いを編集委員会に提案する。扱いの目安は以下のとおりとする。ただし、担当編集委員の判断により、以下の目安とは異なった提案をすることができる。

(1)2名の査読者の判定が一致した場合は、その判定のとおりに提案する。たとえば、2名とも採録と判定した場合、採録を提案する。
(2)1名の査読者が採録、もう1名の査読者が照会と判定した場合、照会を提案する。
(3)1名の査読者が採録あるいは照会、もう1名の査読者が不採録と判定した場合、担当編集委員は総合的な判断を下す。たとえば、不採録と判定した査読者の意見に同意できるが、論文を修正すれば採録可能と考えられるならば、照会を提案する。

 寄稿の審査では、1名の査読者からの報告を受けた担当編集委員は、報告書の内容を吟味し、原稿の扱いを編集委員会に提案する。
 編集委員会は、担当編集委員からの提案を審議して、原稿の扱いを決定する。編集委員は、自分が著者に含まれている原稿についての審議には参加しない。担当編集委員は編集委員会の決定をすみやかに著者に伝える。

8.再査読

 著者への照会後、修正原稿が送られてきた場合には、再査読を行う。前の査読で不採録と判定した査読者は再査読を行わず、担当編集委員が修正を吟味する。
 再査読の結果は、採録か不採録のいずれかとし、特別に必要な場合を除いて照会という判定は行わない。
 担当編集委員は、再査読の結果に基づき、原稿の扱いを編集委員会に提案する。
 編集委員会は、担当編集委員からの提案を審議して、原稿の扱いを決定する。担当編集委員はその決定をすみやかに著者に伝える。

9.投稿の取り下げ

 最初の投稿ののち、掲載の可否についての最終的な決定の前に、著者から投稿取り下げの申し出があった場合には、編集委員会において投稿の取り下げを認める。
 掲載の可否についての最終的な決定が行われた後に、著者から投稿取り下げの申し出があった場合には、その理由について著者に十分な説明を求め、編集委員会で対応を協議する。編集委員会は対応案を理事会に提出し、理事会が対応を決定する。
 すでに論文あるいは寄稿が公開されている場合には、剽窃や改ざんなど、重大な倫理的問題が発覚した場合にのみ撤回する。この判断は、編集委員会からの申し出に基づき、理事会が行う。

10.その他

 審査に関して、本審査規程に定めのないことがらについて問題が生じた場合は、編集委員会で対応案を協議する。学習分析学会理事会でその対応案が承認されたのちに、実際の対応を行う。規程を修正する場合には、理事会での承認ののち、ここに修正の記録を残す。

(2017年4月1日制定)

審査規定PDF